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女王蜂



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女王蜂

杜若

Lyricist:薔薇園アヴ
Composer:薔薇園アヴ

はなびらをめくってわたしを探して
水際の緑に紫を散らすわ
外花被弁中央 淡黄の斑点
嘘じゃ隠しきれない肌色に似ている

垂れ下げた花弁をいじらしく隠して
わたしは悪になる そして裸を脱ぐ
花言葉通りを求めたりしないで
幸せは運ばない 重ねたりしないで

咲いて咲かせて嫌になったのよ
底が見える程に澄み切った水槽
抱いて泣かせて嫌になるつらい
だって挿されて好きになったって
底が見える程に澄み切った水槽
どこにも行けないことを知ったの

泥沼だって貴方と居れば此処よりはましでしょう
見る人が居なければどんなポーズも意味はないもの
水と花、男と女、図式を当て嵌めずに行けば
火の海だってわたしと居れば渡れるでしょうよ
なんてね

七月は嫌いよ 日差しが鬱陶しくて
六月も嫌いよ 覚えちゃいないもの
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総てが嫌いなの なにも祝えないわ
幸せは運ばない 重ねたりしないで

咲いて咲かせて嫌になったのよ
同じでしょう?根もないもの
判ってる 判ってる
だって挿されて好きなったって
やり返そうにも雁字搦めこの先
どこにもいけないことくらい判ってる判ってる

咲いて咲かせて嫌になったのよ
底が見える程に澄み切った水槽
抱いて泣かせて嫌になる つらい

泥沼だって貴方と居れば此処よりはましでしょう
見る人が居なければどんなポーズも意味はないもの
水と花、男と女、図式を当て嵌めずに行けば
火の海だってわたしと居れば渡れるでしょうよ
なんてね

いつからこんな、こんなに胸すく気持ち覚えたのだろう
花の色ひとつに涙流したあの日よ、どこに
水の上根のないまま 言い訳が効かん海でも
咲いていられるかしら?
貴方となら、試したいわ
ほんとよ