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Miyuki Nakajima



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Singer Intro

Miyuki Nakajima

ふたりは

Lyricist:中島みゆき
Composer:中島みゆき

「ごらんよ あれがつまり遊び女(め)って奴さ
声をかけてみなよ すぐについて来るぜ
掃除が必要なのさ
この街はいつでも人並みに生きていく働き者たちの
ためにあるのだから」

街を歩けば人がみんな振り返る
そんな望みを夢みたことなかったかしら子供の頃
街じゅうにある街灯に私のポスター
小さな子でさえ私のこと知っていて呼びかけるの
「バ・イ・タ」

「ごらんよ子供たち ああなっちゃ終わりさ
奔放な暮らしの末路を見るがいい
近づくんじゃないよ 病気かもしれない
耳を貸すんじゃない 呪いをかけられるよ」

緑為す春の夜に 私は
ひとりぽっちさまよってた
愛だけを望む度
愛を持たない人だけが何故よびとめるの

「ごらんよ あれがつまりごろつきって奴さ
話はホラばかり 血筋はノラ犬並み
掃除が必要なのさ
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この街はいつでも人並みに生きていく働き者たちの
ためにあるのだから」

街じゅうにあるどんな店に入っても
誰かがきっと席をあけて招いてくれる おとぎばなし
夢は叶って 誰もが席をたつ
まるで汚れた風を吸わぬために逃げだすかのように急いで

緑為す春の夜に あなたは
傷ついてさまよってた
誰からも聞こえない胸の奥のため息が
私には聞こえた

緑為す春の夜に ふたりは
凍えきってめぐりあった
与えあう何ものも残ってはいないけど
もう二度と傷つかないで

耳を疑うほどに 他人(ひと)は喜んでいた

「まとめて片付く 早く旅立つがいい」

緑為す春の夜に ふたりは
凍えきってめぐりあった
与えあう何ものも残ってはいないけど
もう二度と傷つかないで